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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ようこそT-roomへ - 2021-09-22_台湾の100大インフルエンサー

  • 22 September, 2021

リスナーの皆様は「網3紅2」、いとへんの「あみ」に、口紅の「べに」と書く「網3紅2」という言葉をお聞きになったことはおありですか。この「網3紅2」、網路紅人、「あみ」、道路の「ろ」、べに、そして人と書く「網路紅人」の略で、直訳しますと、インターネットセレブリティとなります。インターネットを通じて有名になった人のことです。

この「網3紅2」、台湾では、「インフルエンサー」、特にインターネット上で、大きな影響力をもつ人を指す意味合いとしても使われています。動画共有サイトのユーチューブのほか、SNSのフェイスブックやインスタグラムをベースに活躍している人々ですね。

本日の「ようこそT-ROOMへ」では、台湾におけるこうした「網3紅2」に関する最新の話題をご紹介したいと思います。本日、「網3紅2」については、インフルエンサーと置き換えて紹介いたしますね。

大手リサーチ会社のニールセンによりますと、台湾の12歳から65歳の人々のうち、なんと84.2%の人が、インフルエンサーをフォローしているということです。そして、全体の4分の3近く、74.9%の人は、商品の購買意思決定について、彼らの推薦や広告の影響を受けると答えており、各企業も、より多くのマーケティング予算をこうしたインフルエンサーにかけるようになっています。

インターネットメディア「ビジネスネクスト」は、この3年間、台湾を拠点とする世界的な「AI」カンパニー「アイカラ」とタッグを組み、台湾の100大インフルエンサーを選出してきました。そして、100大インフルエンサーの3つの特色、及びこの一年間の変化として3つの特徴をつきとめました。

まずは3つの特色を紹介しましょう、一つ目は、新型コロナウイルスの流行により巣ごもり生活が増え、グルメやゲームをテーマとするインフルエンサーの活躍が目立ったことでした。ジャンル別では生活、お笑いといったジャンルが依然強いものの、こうした、在宅で楽しめるジャンルが勢力を伸ばしました。一方で、旅行ジャンルは衰退しています。

2つ目は、外国籍のインフルエンサーが11名と、全体の1割を越えたことです。こうした点は、海外、異文化に興味をもつ人の多い台湾の人たちの特徴といえるかもしれませんね。そして3つめは、100大インフルエンサーのうち、およそ9割が、youtube、フェイスブック、インスタグラムの3大プラットフォームをいずれも運営しているという事でした。人気のインフルエンサーになる為には各種のプラットフォームを通じて、ファン、視聴者との関係を深めていくことが非常に重要だといえるようです。

続いては、この1年間における3つの変化についてです。まず一つ目は、ナノ・インフルエンサーの増加です。ナノ・インフルエンサーとは、フォロワーの数が1万人以下のインフルエンサーを指します。こうしたナノ・インフルエンサーは、その大部分が、本業と掛け持ちをしています。

データによりますと、インフルエンサーの数は、2021年、3万8380人と、2019年の2万700人あまりに比べ、1万8000人近く増加しました。そして、この1年間、特にナノ・インフルエンサーの増加が顕著だということです。そして、こうしたナノ・インフルエンサーは、youtubeに比べて参入ハードルの低い、フェイスブック、インスタグラムでの活躍が目立っているということです。

こうしたナノ・インフルエンサーは、フォロワー数こそ、有名なインフルエンサーに大きく及びませんが、投稿内容に対する、いいね、クリック、シェアなど、ファンの反応の割合を指す「エンゲージメント率」が、インフルエンサー全体の平均を大きく上回っており、フォロワー数別の統計でも、最高だったということです。つまり、数は少なくとも、熱心なファンがついているという事なんですね。

2つ目は、グループの増加です。およそ3万8000人いるインフルエンサーの内訳は近年、概ね、男性が30%、女性が60%、そして残りがグループ、動物などとなっていましたが、この1年間、グループのインフルエンサーが増加しています。インフルエンサーの動画製作をサポートする企業、VSメディアのリン・チンイー総経理は、グループでたくさんのメンバーがいる事により、視聴者に新鮮な感覚を与えられるほか、人々の、「彼らと一緒に遊んでいるかのような感覚を覚えたい」というニーズの現れではないか、と分析しています。

3つ目は、先程の「特色」の中でもご紹介しましたが、「グルメ」の話題が最も人気を集めているということです。ご存知の通り、台湾でも今年5月中旬から、新型コロナウイルスの市中感染が爆発しました。これまで、旅行は人気のコンテンツの一つでしたが、市中感染流行により、外でのロケは難しくなったほか、感染拡大前に屋外で撮影した映像も、ファンの心をつかむのは困難となっているということです。

こうした中、この一年、フェイスブック、インスタグラム、youtubeの各プラットフォームを問わず、最も人気を集めた投稿、動画の内容が「グルメ」でした。全体の4割近くのインフルエンサーが、このテーマの投稿をしたということです。ちなみに、2位は「写真」、3位は「着こなし」でした。いわゆるインスタ映えする写真や、目を引くお洒落なファッションなどの投稿が人気なんでしょうかね。なお、2021年の台湾100大インフルエンサーの中でも、9人が「グルメ」を基軸としたインフルエンサーです。

さきほど、インフルエンサーは増加中と紹介しましたが、2019年初頭、登録者数100万人超えのユーチューバーは23でしたが、現在は50と倍増しました。コンテンツは増え、インフルエンサーも増加、ただ、視聴者の時間は限られていますから、いかにしてファンを取り込むかが重要となっています。

さらに最近、youtubeは、過去の視聴履歴をもとにユーザーが興味を感じそうなコンテンツを自動で選んで表示する機能が進化しています。こうした中、現在は登録者数よりも、実際の「エンゲージメント率」がより重視されるようになっているといいます。

これまで3つのプラットフォームを舞台に繰り広げられていた戦いですが、今後は、youtube、フェイスブック、インスタグラムに加え、ショートムービーのSNSティックトックや、音声配信のポッドキャストが新たな戦場として、加わると予想されるということです。

標準中国語や台湾語で進行する為、ハードルは少し高いかもしれませんが、台湾の友人がいるという方は、おすすめの「網3紅2」、インフルエンサーを聞いてみると面白いかもしれません。

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