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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送GO GO台湾 - 2021-03-13_台北ツツジ祭り

  • 13 March, 2021
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台北市の中心部に位置する大安森林公園では毎年ホワイトデーの3月14日から「台北つつじ祭り」を開催している。今年は「平戸ツツジ」の他に、アザレアやサツキ、台湾で育成されている品種など12種類以上、1000株近いツツジも展示されている。(写真:RTI)

トーク①:台北ツツジ祭り(大安森林公園)≫

明日(3/14)はホワイトデーですね。日本では今年は新型コロナによるリモートワークの増加や、バレンタインデーがちょうど日曜日だったこともあって、今年はあまりチョコレートをもらわなかった…という方も多いようですので、“バレンタインデーのお返しの日”とされている「ホワイトデー」も例年よりも盛り上がりに欠けているかもしれませんね。それともお返ししなくていいのでほっとしている人もいたりして(笑)。

…とはいえ、「ホワイトデー」は、“バレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性が、そのお返しとしてキャンディやマシュマロ、ホワイトチョコレートなどのプレゼントを女性へ贈る日”とされているので、本命の方からチョコをもらった男性はお返しの準備をしているのではないでしょうか。

さて、そんな日本発祥の「ホワイトデー」は台湾にも入ってきていて、「白色情人節」と呼ばれています。でも台湾の場合、日本とちょっと違うのが、そもそも「バレンタインデー」のお返しをする日ではないということ。台湾では「バレンタインデー」はカップルがお互いにプレゼントを贈りあう日…とされていますが、周りに聞くとほぼほぼ男性から女性にプレゼントを贈る日という認識のようです。

なのにその1か月後にまたこのような“カップルの日”が来るなんて…台湾の男性は大変ですね。

でもプレゼントを贈るだけが“カップルの日”の過ごし方ではないので、二人でどこかにお出かけするカップルも多いようです。

そんな“カップルの日”の一つ、ホワイトデーの3月14日から台北市の中心部にある大安森林公園とその周辺エリアで「2021台北ツツジ祭り」が始まります。ここ数年は、毎年この“ホワイトデー”の日からスタートしていて、台北市の恒例の花まつりとなっています。ちょうど“ホワイトデー”に二人でお出かけするのにもぴったりですね。

日本だと、桜の後にツツジの季節がやってくるので、「台湾はもうツツジが咲いてるの?」と驚かれるかもしれませんね。台湾では今、桜も見ごろを迎えていますが、時期が重なるようにして毎年この3月にツツジの花も見ごろを迎えます。

実はツツジは台北市の花で、台北市は2016年から昨年2020年にかけて市内の全公園や道路に54万5000株のツツジを植えています。ですので、3月になると台北市内のあちらこちらできれいなツツジの花を見ることができますよ。しかも台湾では、桜は山間部に鑑賞スポットが多く、街中にはあまりありませんので、台湾、特に台北では、ツツジの花が咲き始めると「春がやってきたな」と感じます。

なお、街でよく見かけるツツジは、淡いピンク、濃いピンク、白などの大きめの花がギュッと咲く「平戸ツツジ」。大輪の花が満開になるととても華やかで街がパッと明るくなります。

そんなツツジが特にたくさん楽しめるのが、「ツツジ祭り」の会場となっている大安森林公園。台北市が市内に植樹したツツジのうちのおよそ41.28%、およそ22万5000株がこの大安森林公園にあります。

これだけでも見ごたえがありますが、さらにはこの「台北つつじ祭り」ではもっと様々な種類のツツジを楽しんでもらおうと、街でよく見かける「平戸ツツジ」だけでなく、アザレアやサツキ、そして台湾で育成されている品種など、12種類以上、1000株近いツツジも展示されます。

「台北ツツジ祭り」開催期間中は、大安森林公園でコンサートが行われたり、ショップが登場したり、関連イベントが行われたりします。ですが、すでにツツジの花がどんどん咲いてきていますので、「ツツジ祭り」自体は明日(3/14)からなのですが、既に多くの人が公園を訪れて写真をSNSなどにアップしていますよ。

皆さんも3月、この時期に台北に来る機会がありましたら、ぜひ大安森林公園まで足を運んでみてくださいね。

ちなみにこの大安森林公園は、台北市の中心部、大安区に1994年にオープンした広さおよそ26ヘクタール、東京ドーム5個半分の大きさの公園。

園内は、竹林エリア、ガジュマルエリア、水生植物エリアや香りの花エリアなどに分かれていて、様々な植物や、豊富な生態系が楽しめる都会のオアシス、別名「台北市の肺」とも言われています。

また、野外音楽ステージや、子供の遊戯エリアもありますし、散歩やジョギング専用の歩道も整備されていて、休日はもちろん、平日も多くの市民があつまる、台北市民の憩いの場として親しまれています。街の中心部にこんな自然があるんだ!と驚きますよ。

私も時々ふらりと訪れるのですが、四方を大きな道路に囲まれているのですが、公園の中に入ると大きな樹や緑が多く、リスが走り回っていたり、様々な種類の鳥が鳴いていたり、本当に街の喧騒を忘れます。また芝生が広がるエリアもあるので、そこではお天気のいい日にはレジャーシートを敷いてピクニックをしている人や、木陰で樹に寄りかかって読書をしている人なども見かけます。

また、数年前から夏にはホタルも現れるようになりましたし、つい最近では、公園内の生態池の水質浄化処理や落羽松(ラクウショウ)歩道の景観工事が完成し、落羽松の四季の変化を通して生態池周辺の景色を楽しめる他、快適なバードウォッチング空間も創り出しています。“街の中心地の公園”と“バードウォッチング”なんて何だか結びつかないキーワードのように思いますが、大安森林公園ではバードウォッチングも楽しめます。

ツツジの季節はもちろんですが、それ以外の季節でも、様々な季節の花が楽しめますし、蝶や昆虫などの観察も楽しめます。

しかもアクセスも抜群!台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドラインの「大安森林公園」駅がありますので、そこで下車すぐです。また、公園の四方にレンタサイクル「UBike(ユーバイク)」のステーションがありますので、「UBike」を利用して訪れるのも便利です。ただ公園内は自転車の乗り入れはできませんので気を付けてくださいね。

台北の街を散策して、ちょっと休憩に訪れるにも便利ですし、広い公園でのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、この大安森林公園のすぐお隣・東側に走る高架道路の下は、普段は駐車場なのですが、週末になると「建國假日花市(建国ホリデー・フラワーマーケット)」という“花市”に早変わりします!

普段は無機質な都会の駐車場が、週末になると車がいなくなり、200以上の展示・販売ブースが並び、色とりどりの花や苗木、盆栽などで埋め尽くされます。日本ではあまり見かけない種類の植物があったり、季節によって並んでいる花たちが変わるので、楽しいですよ。植物や種は日本に持ち帰ることは基本できないので、花を買ったりはできないかもしれませんが、ここは見て回るだけでも楽しいですし、ガーデニングの周辺アイテムなどで台湾っぽいものを探すのもいいかもしれません。花の名前はもちろん中国語で書かれているので、「この花は中国語でこう書くのか~」などという楽しみ方もできますよ。

「建國假日花市」は、土曜、日曜の朝9時から夕方18時まで開放しています。

トーク②:大安森林公園~永康街~中正紀念堂≫

大安森林公園から西の方には日本人にも人気の観光地がありますので、歩いて巡るのもおススメですよ。大安森林公園から西に10分ほど歩くと、鼎泰豊本店や、マンゴーかき氷などのお店で人気の永康街に着きます。

最近は、新型コロナの影響で海外から観光客が来られなくなったことから、空き店舗が増えてきました。そんな中、今でも鼎泰豊や、人気のマンゴーかき氷のお店「思慕昔(スムージー・ハウス)」をはじめ、牛肉麺の有名店「永康牛肉麺」や「老張牛肉麺」、いつも行列ができている小麦粉でできた生地に葱を練りこんで焼いた蔥抓餅(薄焼き餅)の屋台「天津蔥抓餅」などこれまで通り営業しているお店も多く、どのお店も早くまた海外からの観光客が訪れてくれることを待ちわびています。

その永康街を南に進んでいくと、金華街という通りに出ます。その道を西へ進むと、金山南路二段という大きな通りに出るので、その通りを渡ると日本式の古い住宅がいくつも現れます。ここは「錦町日式宿舍群」と言って、日本統治時代に建てられた当時の台湾総督府の山林課の職員宿舎だった建物がいくつも残っています。このエリアの建物は南北方向に配置され、集落の規模も大きく、全体の配置が整っていることから、文化資産保護法に基づいて、台北市の「歴史的建築物」に登録されています(*5)。多くの建物は朽ちかけているところを保護された状態で中に入ることはできませんが、そのうちの金華街84、86號の建物は、当時の面影を残しつつリノベーションされ、お土産屋さんと、スイーツが楽しめるオシャレなお茶カフェとなっていますよ。

建物は日本式ではあるのですが、敷地と道を隔てる塀がレンガだったり、どこか日本式の中に台湾式が溶け込んでいる感じで、懐かしさと共に日本で見かける古民家とはまた違った趣を感じられます。

大安森林公園から、永康街と歩いてきたら、このリノベーションされたお茶カフェ「金錦町」でちょっとひと休みしていくのもおススメです。

そして、ひと休みしたら再び西へと歩いていくと、杭州南路二段というやや大きな通りに出ますので、そこを右に進むと、衛兵交代などで有名な観光スポット「中正紀念堂」の裏側の入り口に到着しますので、そこから敷地内に入り、ここで衛兵交代を見て、ここの敷地内にもたくさんのツツジがありますし、他にも色とりどりの花が植えられていますので、ぐるっと楽しんで、台北メトロ(MRT)のレッドラインとグリーンラインが乗り入れている「中正紀念堂」駅から帰る…というルートで巡ってみてはいかがでしょう。

まだまだもうちょっと歩けるよ!という方は、そこから更に中正紀念堂を抜け、右手に進むと、中央に景福門というかつての台北城の東門にあたる建物がある大きなロータリー式の交差点に出ます。そこで左手(西側)を見ると、総統府が見えてきますので、ぜひ総統府も観てきてくださいね。

このように、大安森林公園から歩いて行ける範囲にこれだけの観光スポットがあります。この都会と自然が混ざった、そして新しい建物と古い建物が混在するところが台北の魅力の一つでもありますね。

台北の色々な面を見ながら街の散策を楽しんでください。

トーク③:その他、おススメのツツジスポット≫

台北市のあちらこちらにツツジの花が植えられていると紹介しましたが、

大安森林公園の他におススメのスポットは、通りなら仁愛路がきれいですよ。仁愛路と言えば背の高い椰子の木が並んでそれだけでもきれいなんですが、その足元に色鮮やかなツツジが咲いて、通り全体が絵になります。

また、国立台湾大学もおススメです。台湾大学は正門から真っすぐ600メートルを超える長さの「椰林大道(椰子の木通り)」が続くのですが、その「椰林大道」沿いにもたくさんのツツジの花が咲きます。

大学のキャンパスですが、市民の憩いの場としても親しまれていて、学生じゃなくてもキャンパス内に自由に入れますので、こちらも多くの人がきれいなツツジの花を楽しみに訪れますよ。

そしてもう1か所。総統府の近く、二二八公園もツツジのおススメスポットです。

公園の脇に台北メトロ(MRT)レッドラインの「臺大醫院」駅があるのですが、その駅の入り口からずーっと公園の柵に沿ってたくさんのツツジが溢れるように公園から外に向かって咲くので、それに吸い寄せられるように公園に入っていきたくなります。そして公園の中にもたくさんのツツジが咲いていてとてもきれいですよ。ここは、大安森林公園や台湾大学と比べると大きくない公園ですので、巡りやすいかもしれません。

日本の春といえば“桜”ですが、台北の春といえば“ツツジの花”。

3月に台北を訪れる機会があれば、あちこちで目にするツツジの花もあわせて楽しんでくださいね。

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