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台湾の輸出は9月も好調続く、396億米ドルで29%増加

  • 11 October, 2021
  • 早田健文
台湾の輸出は9月も好調続く、396億米ドルで29%増加
好調が続く台湾の輸出。9月は396億5000万米ドル、対前年同月比29.2%増加で、15カ月連続のプラス成長となった。(写真:CNA)

財政部が発表した最新の台湾の貿易統計で、9月の台湾の輸出は396億5000万米ドルで、前の年の同じ月に比べて29.2%増加し、再び過去最高を更新しました。これで、15カ月連続のプラス成長となりました。

世界での景気回復、新しいデジタル製品に対する需要拡大、新しいハイテク技術の応用拡大、半導体の値上がりなどによって、9月は半導体の輸出が再び過去最高を更新し、また従来型産業でも需要が増加しています。そのうち、電子部品、金属、情報通信機器が、それぞれ9月の輸出が1カ月当たりで過去最高となりました。

しかし、財政部によりますと、電子部品がこれまで好調だったものの、このところ動向に変化が表れており、10月以降、液晶パネル、半導体DRAMなどで今後、成長の減速が懸念されています。そのうち、パソコンのサプライチェーンで出荷に問題が生じ、在庫水準が高まっていることから、調達が減少しており、これに伴ってDRAM価格が下落を見せています。また、欧米市場ですでに情報端末の需要が十分に満たされていること、中国大陸市場で塾・予備校を規制する厳しい政策が採用されたためタブレットPC需要が衰退していることなどから、液晶パネルの価格が低下を始めています。さらに、10月に入ってテレビ用の液晶パネルの価格が低下を続けています。

一方、新型コロナウイルス感染拡大が緩和した後、世界の主要な国家でインフラ建設が推進されると見込まれることから、台湾の鉄鋼大手は、今年第4四半期(10~12月)から来年2022年上半期(1~6月)にかけて、良好な業績が期待できると見ています。

財政部では、台湾の輸出は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が緩和した昨年10月以降、次第に回復しており、比較の対象となる昨年10月の水準が高いことから、今年10月の輸出は増加率が9月に比べて低下し、21%から25%になると予測しています。ただし、400億米ドルを超えて、さらに過去最高を更新する見込みです。(写真:CNA)

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